Paperサーバーでクロスプレイサーバーを立てる(簡易版)

開発

1. 初めに

こんにちは、しなもっさんです。
かなり前からやっていたマイクラ鯖の話をします

2. 前提

Paper 1.21.8のクロスプレイサーバーを立てます

環境
・Windows 11 Home 23H2
・PaperMC 1.21.8-6
・Java 21

3. 手順

3-1. Javaサーバーを建てる

それでは環境構築していきましょう!

まずはMinecraftサーバーの実行に必要なJava SDKが必要です
Java SDKのバージョンはMinecraftバージョンによって異なります
1.21.8の場合はJava 21ですので今回はJava SDK 21をインストールします

下記サイトからJDK 21のWindows用x64 Installerをダウンロードします
Java Downloads | Oracle

https://www.oracle.com/java/technologies/downloads/#jdk21-windows

ダウンロードできたインストーラーを実行してインストールします

jdk-21_windows-x64_bin.exe

次に以下サイトからマインクラフトサーバー(Paper)本体をダウンロードします
Paper | PaperMC

https://papermc.io/downloads/paper

paper-1.21.8-6.jarがダウンロードされたら好きなフォルダに移動します
jarファイルの位置にファイルが作成されるので移動しないと大変なことになります
次にjarと並ぶようにstart.batを作成します

:: start.bat
@ECHO OFF
java -Xms(最低割り当てRAM) -Xmx(最高割り当てRAM) -jar paper-1.21.8-6.jar
PAUSE

-Xmsは最低割り当てRAMで、4GBの場合は -Xms4G のように、
-Xmxは最高割り当てRAMで、8GBの場合は -Xmx8G のように記述します

start.batが完成したらダブルクリックで実行します

こうなります

jarファイルが配置されているフォルダにeula.txtが生成されているので
eula.txt内のeula=falseeula=trueにします

#By changing the setting below to TRUE you are indicating your agreement to our EULA (https://aka.ms/MinecraftEULA).
#Sun Jul 20 01:15:38 JST 2025
eula=true

出来たら保存してstart.batをもう一度実行します
色々出てきますがとりあえず待ちます

start.bat

こんな感じで Done (**ms)! For help, type “help”
みたいなのが出てきたらJavaサーバーの準備は完了です
Minecraft Java版で接続してみましょう!

サーバーアドレスの場所に鯖PCのipアドレスを入力します
(鯖PCでマイクラを動かすときはlocalhostで接続できます)
※別PCからアクセスするときは注意が必要です。3-3.を確認してください

完了を押して接続してみます

入れた!!!!!!!!!

サーバーの設定を変更するにはserver.propertiesを編集します
(めんどいので今回は説明しません)

3-2. 統合版でも入れるようにする

BEでも入れたほうが楽しいのでBEでも入れるようにします
GeyserMCとFloodGateというプラグインを使います

下記サイトからGeyserMCとFloodGateをダウンロードします
Download | GeyserMC

警告が出てきますが無視です

ダウンロードできたGeyser-spigot.jarfloodgate-spigot.jar/pluginsディレクトリに移動します

/plugins

配置出来たらstopコマンドでサーバーを停止してからbatファイルを実行して再起動してプラグインの設定ファイルを作成します。

再び起動したら/pluginフォルダにGeyser-Spigotフォルダとfloodgateフォルダが作成されます

/plugins/Geyser-Spigot/config.ymlを編集します
auth-typeonlineからfloodgateに変更します

  # Authentication type. Can be offline, online, or floodgate (see https://github.com/GeyserMC/Geyser/wiki/Floodgate).
  # For plugin versions, it's recommended to keep the `address` field to "auto" so Floodgate support is automatically configured.
  # If Floodgate is installed and `address:` is set to "auto", then "auth-type: floodgate" will automatically be used.
  auth-type: floodgate

次に/plugins/floodgate/config.ymlを編集します
別プラグインを使うとき困ることになるのでusername-prefix(BEユーザーのIDの前につける文字)を変更しておきます

username-prefix: "-"

編集を保存出来たらサーバーをstopしてからbatを実行しサーバーを再起動して下さい
(注意:GeyserMC導入後はreloadコマンドを使用しないでください)

こんな画面が出てきたら準備OKです!
BE版からもアクセスできるか試しましょう!!!

先ほどと同じようにサーバーアドレスの場所に鯖PCのipアドレスを入力します。(こちらもlocalhostでおk)
追加してプレイをクリック!!

クロスプレイできた!!!!

無事クロスプレイできましたね。やったーーー!

3-3. ファイヤーウォールの設定をする

別のPCからアクセスしたい場合ファイヤウォールの設定が必要です
今回の場合はWindowsで説明します
「セキュリティが強化されたWindowsDefenderファイヤーウォール」を開きます

受信の規制から新しい規制をクリックして規制を作成します
Javaは25565/TCPを使用するので25565ポートを開放します

次にBEのポートを開放します
BEは19132/TCPを使用するので19132ポートを開放します

解放出来たら別PCからアクセスできます。よかったね。

4. ここからはオプションです

4-1. JavaからBE版のスキンを表示する

Java版からBEのスキン見たいですよね、、、
ということでGeyserSkinManagerを使います
下記リンクからGeyserSkinManager-Spigot.jarをダウンロードして/pluginsフォルダに配置しますRelease 1.7 · Camotoy/GeyserSkinManager · GitHub

そしてサーバーを再起動してください
/plugins/GeyserSkinManager/config.ymlのforce-show-skinsをtrueに設定します

# GeyserSkinManager by Camotoy

# Whether to override any Floodgate detection and always show skins.
# This is not recommended - Floodgate has skin support built-in,
# or you can use https://modrinth.com/mod/bedrockskinutility/ alongside this mod to show skins, capes, and geometry.
force-show-skins: true

またもや再起動すればBEのスキンが表示されます

見えた!!同じスキンが二人いるとなんか変ですね

4-2. おすすめプラグイン

ViaVersion
ViaBackWand
ViaRewind
Dynmap
Plan
Plugman
LuckPerms
DiscordSRV

5. おわりに

いかがでしたでしょうか。普通に使える鯖にはなります
なかなか面白いですよね鯖運営というのは。
ポート解放せずにの話はまた今度します
また会いましょう!

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